人は「がんと共生できるのか」
がん治療中の苦痛を軽減できるのか
長い間、がん治療に携わってきた中で追い求めたテーマを
少しでもカタチにし、皆様のお役に立ちたいと考えています。
がん治療は日進月歩です。しかし、精神的不安はもちろんの事、
術後の不調、抗がん剤・放射線・ホルモン治療などにおいて、
さまざまな、副作用による苦痛に悩まされる事も、多々有ります。
当クリニックでは、これらの苦痛を和らげるため
「がん治療」副作用サポートの外来を始めました。
日々のQOL(生活の質)をあまり落とす事なく、がん治療を受ける…
それを目的とした専門外来です。
国立がん研究センター中央病院を中心とした、
30年を超えるがん治療医としてのキャリアを活かして、
お役に立ちたいと考えています。
現在日本では年間92万人が、がんと診断されます。
治療として3つの標準治療が選択されます(手術・化学療法・放射線療法)。
最近では免疫チェックポイント阻害剤も登場し大きな成果をあげています。
いずれの方法も一昔とは比べ物にならない程進化し、治療実績も向上しています。
しかし、がんの種類・ステージ・転移などにより、完治が見込めないケースも多々あります。
そのようながんにどう対処するか、いまだにこれといった決定打が有りませんが、
長いがん治療の経験から見えてきた方法も有ります。
それは、がんが身体にあっても暴れさせなければ良い、優しく共存させれば良いといった考え方に基づいたもので、
内容としては下の1~4が挙げられます。
- 現在受けている標準治療との併用が可能
- ほとんど副作用が無い
- 高齢者で合併症が有っても可能
- 様々な支持療法も積極的に併用
- 当面、固形がんの方
- 高齢で合併症の有る方
- 主治医から余命宣告された方
(他の専門家によるセカンドオピニオンでも積極的に) - 再発・転移に不安を感じている方
等です
がんはオーダメイド治療の時代に入ったともいわれます。
ガイドラインに沿った方法ばかりが治療ではありません。
当クリニックでは何が何でも根治・寛解を目指すのではなく
がんになっても心身共に苦痛無く、「相変わらず」の日常を過ごせる方法にトライします。ご相談ください。
尚、当方が専門病院での治療がふさわしいと判断した場合はご紹介いたします。